学生のときは部活でがっつりやっていた自分が、ビリヤードと出会ったのは大学時代。とはいっても、当時はワイワイ楽しむ程度だったが、本格的にやり始めてから、ビリヤードの楽しさを再認識。レベルが上がるごとに見えてくる楽しさが変わってくる。

これは、ビリヤードを嗜む程度にしかやったことない人向けにいかに楽しいかを知ってもらうために書いてますので。

下記、やってて楽しいなと思う理由。

・技術ありきのボードゲーム

自分の中では技術ありきの図形パズルボードゲームっていう印象が強い。

ボードゲームのように位置ゲーなのだ、もちろん技術がいるが。全部のボールを取りきるために、順を追って取りきるために、どこにボールを置いたら最も取りやすいか、もちろん次のこともその次のことも考えた上で突かないと難しくなる。

文字だけだとどういうことか分からないので、めちゃくちゃ簡単な例を書こう。

この状況で、１、２、３と順番に取るのに、手玉（白いボール）をどこに置いて、どうやって取り切りますか？

初めてやる人は、例えば、こんな感じになるかもしれない。

上記でも間違いではないが、１のことだけ考えると、２と３を入れるのが難しくなる。もちろん、これでも入る人は入るが、確率は低くなる。

上記のように角度をつけて１を入れれば、上記のラインのようにボールが走り、２を入れやすく且つ、３にも入れやすくなる。

もちろん、角度がある球を確実にポケットに入れて、ボールの走りの加減をつける技術はいるが。。。

もちろん、これが正解というわけでもないが、この方が、最初の配置より全部取りきる確率が圧倒的に高くなる。

これはかなりシンプルな例だが、こういうことを瞬時に考えて、自分の技術にあった出し方をするということを考えながら試合をするので、とっても頭を使う競技なのである。

これは、将棋やボードゲームが好きな人は結構楽しいと思う。（ただし技術力はつけないといけない）

・プロにも勝てるチャンスがあるゲーム

５先（５回勝った方が勝ち）とかで挑んでも、Bクラスでもプロに勝てる可能性があるゲーム。サッカーとか野球とか、卓球とかテニスだとそのレベルでプロに勝てる確率は100%ないと言い切れる。

ダーツもまぐれで勝つ確率はあるかもしれないが、やはり的中率の確率を考えたときにビリヤードよりもプロに勝つ確率は低いと思う。

一方、ビリヤードはもちろん強い人は勝つのだが、その強いという要素が多岐に渡っているので、アマがプロの試合に勝つことも珍しくはない。

ナインボールという種目では、運で入ることもあれば、1mmの差で球が隠れてファールになることもあるし、最後の９ボールを外して負けることもあるのでチャンスはゼロではないのだ。

試合で強い人と当たったからといっても、諦めずに挑むことができる。

逆に弱い人と当たった時でも、負けることは結構あるので気を抜けないのである。

・自分の突きたい時にできる

近くにビリヤード場があればのことだが、いつでもやりたいときに一人でも試合同様のプレイ可能。練習も一人でできるので、誰かと予定合わせる必要なし。スポーツ見渡せば、一人で試合同様のことができる競技って意外に少ない。

あと、室内競技なので、雨天の心配も必要なし。暑さも関係ない。

・ワールドワイド

サッカー並みに知名度は高い競技だと思う。世界ランキング見れば、中国台湾は多いにせよ、特定の国に特に偏っているわけではない。世界的に人口が多いとどこに行っても楽しめるし、日本人プレイヤーが活躍すればそれだけ注目を浴びる。

ルールも簡単だし、細かいルールはあるものの、ゲームのデザイン自体が言葉に依存しないスポーツなのでそれだけ普及したのだと思う。

海外に行って台があれば気軽に遊べて、見知らぬ人と勝負ができて言葉ができてなくてもプレイできるって素敵じゃないですか。