ビリヤードの厚みの測り方、厚みの見え方、狙い方は人によって様々です。
一般的には、一番初めにイメージボールというものを習うことが多いですが、上達するにつれて感覚や景色で分かってきます。
ただ、遠い球や難しい角度は厚みを考えたりします。考え方は、イメージボール以外にもたくさんあります。
たくさん知っていることで、配置によってより最適なものを選べたり、ダブルチェック、トリプルチェックで確認できたりします。
私が今まで試してきたことをまとめる意味でも下記で紹介したいと思います。少し長いので、前編と後編に分けたいと思います。
厚みに正解はない!厚みが合っていてもポケットに入らないことがあることを理解する
初めに断っておきますが、厚みに正解はありません。「的球のここに当てて下さいという目印」に当たったとしても、
撞き方一つで的球の動きは変わります。
これは、スロウによる原因や、手球の回転量、捻り、スピード、的球とポケットの距離、その他コンディションによってすべて変わってきます。
特に、厚みが20°~45°くらいの球は、スロウの影響が起こりやすかったり、的球がポケットから離れているとそれだけ走る距離が必要なため複雑になります。
従って、「どこを狙えば正解」、「どの厚みが正解」というのはありません。狙い自体は外れていたが、別の条件によって入ったなんてこともあります。
これは経験によって「なぜ外れたか?」を突き詰めて、培っていくしかありません。
以上を踏まえて、こういう狙いや厚みの測り方があるというのを紹介します。あくまで目安に留めておいて頂きたいです。
①イメージボール
これは説明するまでもないと思いますし、最もポピュラーなものだと思います。
ポケットから的球に対して直線を引いてその後ろに「球をもう一つある場所を狙う」というものです。
角度や向きによっては読みにくかったり、遠くだったら見えなかったりデメリットもありますが、ビギナーが理解するには一番早いものだと思います。
②接点(コンタクトポイント)
これもよく使われているものです。手球のどこの点が的玉に当たるかというものです。
①ポケットから的球へラインを引く
②そのラインを的球へ平行移動する
③②のラインの手球と交わる接点が、的球のポケットから延長したラインと交わる
④その接点が合うように狙う
というものです。少し分かりにくいですが、理解できれば簡単です。接点は大事なのでもう一例。
上記みたいなへの字の時も簡単に分かります。これもイメージにはなってしまいますが、私は時計の何時の部分が当たるかで考えたりします。
③的球がポケットにどれくらいのスピードで走るか
感覚的に分かるまでには、ある程度撞く必要がありますが、手球と的球が当たった後に、的球がポケットに向かってどれくらいのスピードで走るかをイメージするというものです。
考え方としては、
①的球がポケットするラインをイメージしてどれくらいのスピードで走るかを考える
②そのスピードから当てる厚みを考える
というものです。
同じスピードで撞いた場合、全厚だったら的球は100のスピードで走りますし、極薄だったら5くらいのスピードでしか走りません。
これくらい極端な例だったら分かりますが、例えば下記くらいの厚みを考えてみましょう。
図①は、思った以上に薄いことが分かります。角度で言えば50度くらいでしょうか。的球は思ったほど走らず、手球はそこそこ走るように思います。
図②は、薄そうに見えますが以外に厚いパターンです。的球はそこそのスピードで走り、手球は思った以上に死にます。出しを意識する場合は強く撞かないと出ないです。
的球がどれくらいのスピードで走るかが分かれば、手球がどれくらい死ぬかが分かるので、出しの際にもどれくらいの強さで撞けばいいかが参考になります。
④手球が棒状(パイプ状)に走ることをイメージする
これはイメージで入れるするものなのですが、人によってはこのイメージがしっくりくるという方も多いです。
特に、薄い球のときなんかに役立つことがあります。
手球の直径をパイプ状に直線で引いてそのまま延長するというものです。
特に、薄い球は球の外側の接点が当たるイメージですので参考になります。
⑤シャフトエイミングシステム
こちらは特定の角度に対して、球の淵に対してシャフトを使って基準を測るというものです。
SVBが使っている方法で話題になっています。
詳しくは、過去のエントリー、「シャフトエイミングシステム(Shaft aiming sysyem)」という項目で詳しく綴っております。
但し、自分の中で確立していないので未だに研究中です。
⑥球の厚みで理解する
下記のように半分の厚みで30度といった具合に球の厚みどれくらいで当たると適当かというのを判断します。
例えば、下記のような薄いへの字の場合、
極薄ラインとでは薄すぎて、1/4では厚すぎると分かります。
この場合、48度~75度ということが分かります。
これの丁度半分くらいだから、60度=球 1/8(1/4の厚みのさらに半分)ということが分かります。
つまり、1/8くらいの厚みが妥当だということになります。
非常に長文になるので、詳細は下記にまとまっております。
残りは、次回に続きます。
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