今、ホットな話題でも。。
ツイッター界隈でも、「CTEエイミングシステム」がチラホラ出てくるようになりました。
おそらく、ビリヤードのインフルエンサーとしての影響力がある、福田豊コーチのyoutubeチャンネルで、CTEエイミングシステムの紹介があったからだと思います。
CTEエイミングシステムについて、分からない人は、説明するのが面倒なので、福田豊コーチのYouTubeを見てください。
ざっくり言うと、CTE (Center to Edge)というくらいなので、手球の端の部分(ライン)が的球のどこに当たるかというものです。
逆の考え方もあり、手球の中心部分が、的球のどこに当たるかで考えても同じです。
周りで採用している人は、今まであまり合ったことがありません。。
私は、マイキューを買った当初から、Dr.Dave等の海外youtubeチャンネルを漁りながら見ていたので、本格的に始めた当初から存在は知っておりました。
1年くらい経って、厚みの見方が感覚によるところではなく、痺れたシーンでも確信を持って撞きたい。バラツキを抑えたい。とうことで、CTEを部分的に採用しておりました。
今でも厚みを測るための基準の一つとしております。
とはいえ、「厚み」って、人によって違うものなんで、あくまで自分の中での基準ということは断っておきます。
そこで、今まで使ってきた感想を綴りたいと思います。
CTEエイミングシステムは使えるか?
結論から申しますと、一定の基準にはなるが、使える時と使えない時があります。
これは、言うまでもないですが、45度の厚みって、瞬時に測れないからです。
ざっくりは分かりますが、5度くらいの誤差は肉眼では難しいですし、そもそも試合とかで測ってられないです。
動画では、15度と30度と45度が紹介されていました。
15度は結構厚い球なんで、正直エイミングシステムとか使わなくても厚みは分かります。
最もよく使うのは、30度です。30度も比較的厚い球です。
30度は球半分なんで、手球の中心が的玉のエッジに重なれば半分になります。
球半分に当たった時に、的球がどの方向に行くかというのは非常にイメージしやすいので、これをもとに考えることは多いです。
下記みたいな球ですかね。ざっくり、30度だと厚く外れるということが分かります。
あくまで、1秒くらい考える程度ですが。
一番難しいのは45度。そもそも45度の球っていうのは、その球が45度なのか、測るのが困難なケースが多いです。
40度か45度か、45度か50度かって見分けること自体難しいです。肉眼では5度くらいの差はかなり曖昧です。
45度を知る方法として、前のブログでも紹介しましたが、こういったケースの時でないと難しいです。
下記みたいな、ケースだと直角の半分が45度なので基準となります。
ただ、下記のケースがどうかって言われると、結構微妙です。感覚的にも45度だとちょっと厚いなというのは分かりますが。5度くらいの誤差は難しいです。
なので、いろいろな厚みの測り方をする中での、基準の一つとして考えるのが妥当です。
ただ、最終的には構えた時に「あれ。これだと外れるな。」みたいな違和感を覚えるくらいの感覚が必要なので、撞きこむ必要があります。
CTEが使える時は使うし、自信がない厚みは、接点でも確認、イメージボールでも確認等、トリプルチェックみたいな感じで使うといいかと思います。
厚みの見方は、他にもたくさんあるので、以前書いたブログを参照にしてもらえればと思います。
極薄カットには使えるか?
上級編の最後の部分にあった、60度以上の極薄カット(fine cut)についてですが、1/8の地点(1/4の半分)と70度くらいの極薄が同じように扱われていますが、15度くらい違うので結構違います。正直、レール際のチョーク1個、半個くらいでもかなり厚みは変わります。
この手の球は、厚みというよりは、「球質」の方が大事です。全く同じ厚みを当てたとしても、球質によって入ったり入らなかったりします。
球質とういのは一言で言うのは難しいのですが、球の初速からの回転、球の安定度、と言いますか。。。インパクトやタッチ、タッチからのキューのスピードによって変わります。
もちろん、球質が重要なのはどの球でも言えることなのですが、カット系は特に重要です。捻りを使う人もいますが、正直コンディションによっても変わってくるのでオススメできないです。
どういう撞き方、球質が入りやすいか、スピードはどれくらいが適切か等、何度もやってみて安定する撞き方を探る必要があります。
遠い球のカットですが、何のエイミング使おうが、そもそも接点自体がかなり限られているので難しいです。私は一番マックス(75度)の角度から、どれだけ厚いかを測るようにしています。
例えば、下記のような球は、マックスの薄さでいくと×地点に行くので、それよりはおおよそ15度くらい厚いかな。ただ、球1/8当たった時(60度)は若干厚いので、1/8よりも薄い目くらいをざっくり基準として持ちます。(それが分かっていても難しい球です)
最終的にはストロークや球質が安定していないと使えない
これは今さら言う必要がないですが、厚みは人によって違います。
これは、ストロークや微妙な撞点、タッチの時間、球のスピード、球質によって若干ですが変わってきます。
動画では「福田コーチ」や「谷みいな選手」が見本に撞かれていますが、非常にストロークや球自体が安定しているので、CTEが使えているわけです。
というより、安定しているのが前提として話が進んでいます。
そもそも、ストローク自体が安定していないと、狙いは合っていてもそこに運べていないということになります。
いくらエイミングシステムが使えたとしても、この前提が抜けていると「狙いは合っていたが撞き方がまずい」のか「狙い自体が間違っていたのか」分からなくなってきます。
よくある例としては、
実際は半タップくらいズレていたり、特定の向きに対してズレる癖、ブリッジ自体が若干ズレている等、かなり繊細な部分で合っていないとそれ自体で狂ってしまいます。
球質も、球が暴れていたり、良質な回転が出ていなかったりすれば厚い球は入っても薄い球は難しくなります。
私もこの点に気づくのに時間がかかりましたが、この点が分かってくると、そもそもエイミングの問題ではなかっということが分かってきます。
例えば、今まで甘台で入っていたものが、ダイヤモンドや渋台で撞くと途端に入らないようになります。これは厚みが間違っているということもありますが、レール際の球とかだと球質が悪い可能性が高いです。
私も、「厚みの正解を知りたい」と、いろんな動画サイトを漁りましたが、最終的には厚みよりも「球質」の方が大事だということを知りました。
正直、「その球質だと一生安定して入らない」ということも今では頷けますし、「前に入らなかったものが入りやすくなる」ということを知ってから、厚みに関する研究はそれほどしなくなりました。
まとめると、
●CTEエイミングシステムは、どの球にも使えるわけではないが、使える球も多い。
●イメージボールとか接点よりも、基準として間違いないのは確か。
●エイミング方法は、複数を組み合わせて行うべき。
●ただ、厚みの正解を求めるのではなく、球質や安定したストロークを研究する方が先決。
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