前回のエントリーからの続きです。

ビリヤードの「への字」の厚みを知る方法。への字が入るようになった方法。

前回おさらい

上記のまとめですが。

●「への字」は斜め方向に構えるので、意外にキューが真っすぐでていないことが多い。

●厚みを確認する方法として、

・半分の厚みで当てた際にどの方角に球が進むかを考える。半分より厚いか薄いかを考えます。

・明らかに半分より薄い厚みに対しては、1/4の厚みを基準に厚いか薄いかを考えます。

・それよりも薄ければ極薄の75度を基準に、そこからどれだけ厚いかを考えます。

半分（球半分）かその半分か（球1/4）を基準として、厚みを測るってまで説明したかと思いますが、具体的な方法が書けていませんでした。

今回は、その実践編です。　25°～40°まで説明します。

厳密な角度は考える必要があるのか？

「43°」数学みたいに書いていますが、角度は覚える必要ないのですし、毎回測っているわけではありません。

「球半分が30°」で「その半分が48°」っていう具合に数字に直すと、球の厚みによって数字で分かった方が分かりやすいから使っています。

正直、テーブルコンディション、球の手入れ、湿度、スロウ等、によって数度の誤差はあります。

ですので、あくまで「≒」ニアリィーイコールとなります。

５°くらいの誤差は、穴ぶりの許容範囲内ってこともあります。ただし、的玉が穴から近いか、遠いかによってもその誤差の許容範囲は変わってきます。

そのあたりは慣れていくしかないです。

上記を踏まえて、それぞれの角度について説明していきます。

25°の厚み≒5/8の厚み　30°より若干厚い≒25°

半分の厚みは30°でした。30°よりも若干厚いっていう角度です。

30°より5°くらい厚い感じでしょうか。何ポイント厚いっていう考え方もできますが、残念ながら的玉の距離によって変わってきます。

下記の動画で、4番（ピンク）のラインくらいでしょうか。（正確には分かりません）

イメージボールだと丁度半分くらいに見えてしまうのですが、下記の動画では、ちょうど30°を狙って外しています。

半分撞いたら薄く外れるっていうのは、この考え方だと一目瞭然だと思います。

https://youtu.be/cUPcdZ8P0TQ?t=936

（該当の箇所から始まります）

厚みとしては、八等分した場合の、5/8となります。

半分より1/8厚いってことになります。これは、タップ半分くらい内側になります。角度にすると、22°～25°くらいです。

半分の厚みよりも、5°くらい厚い球は、気持ちタップ半分くらい、ほんとのすこーし厚い目に当てるといいと思います。（あくまで目安です）

但し、押しが強いとスロウが出てしまいますので、注意は必要です。無回転の状態です。

慣れてくると、気持ち下右（上の画像の場合）を撞くのが一番スムーズに入ります。（ただし、捻りの回転も影響するので、初めは捻らない方がいいです）

30°より若干薄い≒35°

30°よりも5°くらいズレていたら≒35°です。

30°より5°≒薄い感じでしょうか。30°だとツノもしくは、若干厚く外れるくらいでしょうか。

角度的には以下のような感じでしょうか。

厚みですが、次項の40°と30°の半分くらいです。

かなり微妙ですが、わずか淵よりも1/3タップ～1/4タップくらい薄く外れているイメージです。

半分よりも気持ち外にすこーしだけ外に捻った感じです。

但し、押しが強いとスロウが出てしまいますので、注意は必要です。無回転の状態です。

慣れてくると、気持ち下左（上の画像の場合）を撞くのが一番スムーズに入ります。（ただし、捻りの回転も影響するので、初めは捻らない方がいいです）

40°の厚み≒3/8の厚み　48°より厚く＝30°よりは薄いほぼ中央≒40°

48°（1/4）と30°(半分の厚み）のほぼ半分です。

球3/8個分です。

丁度、球の淵からタップ１個分くらいです。（1/4は半分の厚みからタップ１個分と混合しないでください）

但し、押しが強いとスロウが出てしまいますので、注意は必要です。無回転の状態です。

慣れてくると、気持ち下左（上の画像の場合）を撞くのが一番スムーズに入ります。（ただし、捻りの回転も影響するので、初めは捻らない方がいいです）

まとめ

35°～45°は非常によく出くわす厚みです。５°の厚みの差でかなり変わってきます。そして、かなりナイーブな角度でもあります。

ただ、30°と48°のラインの基準が正確で、且つ正確に撞けていれば、インする率は格段に上がります。

慣れによるところもありますし、撞く癖等もありますので、あくまで個人の基準を作ってください。

あくまで基準っていうお話です。

40°以上の厚みはまた次回以降説明いたします。