前回からの続きです。読まれていない方は、前のエントリーをお読みください。

ビリヤードの「への字」の厚みを知る方法。への字が入るようになった方法。

「への字」の厚みを知る方法-実践編25°～40°

実践編の最後。45°～です。

ただ、初めに断っておきますが、薄い球は接点が限られているため、正直難しいです。特に遠くて薄いカットは激むずです。

あくまで、厚みが分からない人向けへの厚みを測る基準を持つっていうのが目的です。

45°以上は最初のエントリーでもすでに挙げているのですが一応おさらいです。

薄い厚みは球1/4=(48°)で基準を測る

前回は、球の半分=(30°)で基準を作っていました。もう一つの厚みの基準は下記になります。

とはいっても、75°は角度的に分かりますし、1/4が分かっていれば大丈夫です。

1/4の厚み＝半分の半分

球半分30°のもう半分＝1/4の厚み。

球の中心線からさらに半分が当たるイメージです。ちなみに、48°の方向に的玉は進みます。

ちなみに、上記の青丸は12.5mmのタップです。57mmの球に対して、大きさの比率は上記のような形です。

先ほどの半分撞いたところからもうタップ１つ分くらいが1/4くらいになります。

太いシャフト使っている方は少しズレますが、自分の基準を作るのが大切です。

半分の半分の半分で1/8の厚み

1/4の厚みのさらに半分=1/8。

「半分の半分の半分」っていうのは視覚的には結構難しいですが、1/4だと厚すぎるが、極薄まではいかないって厚みです。

タップでいくと、的玉の淵からタップ2個分くらいです。

一番薄い厚み75°の厚み

最後は75°です。これは当たるか当たらないかの極限の薄さになります。

これは当たるか当たらないか、当たってもかする程度の極限の薄さです。

これは説明しなくても分かると思います。

イメージとしては、的玉の淵と手玉の淵がかするくらい。

ただし、接点がかなり限られているので、正直難しいです。（私も苦手です）

特に、遠い球のカットはかなり難しいです。

実践編 例1

上記を踏まえて、実践編。

これは最初のエントリーで挙げたのですが、

上記のライン。これは。赤のラインは、75°です。かするくらい当てると、赤のラインにいきます。

球1/4に当てると、青のラインです。なので、丁度その半分＝1/8くらいに当てればおおよそのラインは分かります。

もしくは、正確には難しいですが、75°のラインから、10～15°くらい厚いと分かれば、

75°-15°で60°＝1/8っていうのが分かります。なんだか数学みたいですね。

あくまで、自分の中で10°はどれくらいの角度だっていうの覚えていたら、計算して大体は分かります。

ただ、正直計算するほどでもなく、薄い角度は75°の基準が分かりやすいので、1/4が分かっていれば、おおよそは検討がつくかと思います。

例題２

①番をコーナーに入れるには、どれくらいの厚みですか？

真横に当たると、75°はおおよそ白のラインくらいだと思います。1/4だったら厚すぎることは分かりますでしょうか。

その中間の1/8くらいが妥当なのではと思います。（ただ、正直映像の角度からだけだと一概に分かりません。実際はいろんな角度から見れると思いますので検証願います。）

この球は薄くインしています。おおよそ1/8くらいに当たっていました。

実際の映像↓（該当の箇所から始まります）

例題3

↓この厚みはいかがでしょうか。

これも、映像の角度からしか分からないので、あくまでこの角度からの判断なのですが、

半分に当たると白のライン(30°)、黄色のラインは1/4に当たったときの48°。

ざっくりですが、40°くらいかなと推察します。40°の厚みに関しては、前のエントリーをご参照願います。

実際の映像↓（該当の箇所から始まります）

https://youtu.be/UOmg0yC2zuk?t=298

例題4

下記はいかがでしょうか。（プールカイザー様の動画より）

これも、映像の角度からしか分からないので、あくまでこの角度からの判断なのですが、

1/4だとちょっと厚い気がします。おおよそ1/4(48°)よりも薄い感じでしょうか。

75°が黄色のラインとすると、（あくまであっていればですが）実際に測ったら18°くらいだったので、75°-18°で57°です。

48°よりも10°くらい薄いので、大体あってるかと思います。

ただこれ、実践でイチイチ角度測るわけではありません。

あくまで、目安です。

実際の映像↓（該当の箇所から始まります）

https://youtu.be/QG_jKVWQDOI?t=474

例題5

これはもはや「への字」と言えるか分かりませんが。

どれくらいの厚みでしょうか。

上からの映像もありました。

ざっくりですが、

緑のライン、厚み1/4、黄色のライン75°。なので、おおよそ60°＝球1/8くらいではないでしょうか。

実際の映像↓（該当の箇所から始まります）

https://youtu.be/HogL3cvGivg?t=1991

まとめ

再度申し上げますが、あくまで厚みを測る一つの目安です。

球1/4が48°、球1/4が60°、極薄75°っていう基準がある上で、そこからどれくらい薄いか厚いか目安を測るためです。

イメージボールの方がしっかり見えるのであれば、わざわざやる必要ありません。

また、への字ではなくてもすべての球で使えます。

実際、始めてから半年くらいにこの方法を発見して、3か月くらい実践しましたが、シュート率は劇的に上がりました。（ダシはまだまだですが）

ぜひとも、参考になれば幸いです。