ちょっとした自慢ではありますが、ここ最近出た試合ハウスも含む5開催（計5試合というわけではない。）で、すべての日でマスワリが出ました。

昔は1度出ただけで喜んでいたのですが、今はマスワリが出ても何も驚かず、むしろ「あのブレイクから何故取り切れない？状態」になりました。

イレ自体も夏頃から劇的に上がったなと感じています。（以前もボウラード150くらいのイレはありましたが、ぜんぜん勝てませんでした。）

技術が上がったというよりは、球の撞く感覚が分かってきたというのがあります。

言葉で説明するのが難しいのですが、下記メモしておきたいと思います。

1番大きいのは、球にどれだけ回転を乗せればいいかという事が分かったことです。

例えば、下記のような「くの字」の球ですが、

さほど難しい球ではありません。どんな撞点でも入ると思います。この球に対して、今までは順下の捻りを意識せずに撞いていました。

ただ、最近はどこまでキューを出して回転が届けば楽に入るかというのが分かるようになりました。

右を入れるか、右下を入れるか、右上を入れるか、結構深く捻るか、キュースピードはどれくらいかによってそれぞれ厚みが変わります。その回転量が的玉にどれくらい球に影響を及ぼすかっていうのが感覚的に分かってきたことが大きいです。

そして、回転量の調整によって、球の動きが分かるため、前よりも楽に出せるようになりました。厚く当たっても回転量で補えるからそれだけ出しにもバリエーションが出ます。

回転が届くかどうかっていう話は、大井プロのDVDが一番お勧めです。

あとはこういう球↓

これもこの距離だとそれほど難しい球ではありません。「への字」です。

これくらいだと普通の撞点でも簡単ですが、私は順を入れます。

順を入れたときに、どれくらい球に回転を乗せると安定するかというのが分かりました。これは順でなくて上や下でも同じです。

当然、遠い球は球の回転が解けやすいのでキューをもっと出して回転量を残さないといけないので難しいです。

図でいくと、白い方向くらいの狙いでもこれくらいのキュー出しをすればスロウが起こらず回転量で賄えるという感覚が分かってきたので、安定して入るようになりました。

もちろん、次の出しによって回転量や厚みやスピードは変わってくるので調整が必要です。

もう1点だけ↓

これもさほど難しくはありませんが、まぁまぁ嫌らしい球です。

私は順下を入れますが、厚みを1/2を基準に見ていますので、1/2基準だと赤線くらいかなと想像できます。

普通に厚みを測ってもいいのですが、1/2よりやや薄で回転はこれくらいで安定するというのが感覚的に分かるようなりました。

（もちろん、次の出しによって撞点は変わってきます）

あと大きかったのはスロウに関しての理解も深まったことです。

スロウについては後日まとめますが、「自分の撞き方の回転によってスロウの影響がどれだけ受けていたか。」ということが分かりました。

キューが出ていないときは回転量が不足して球に回転が届かずにスロウの影響で厚く外すということがしばしばありましたが、その時のキュー出しが原因ということが分かっていませんでした。

キューの出し方については球に当たったときにキュースピードが落ちずに、球にキューがしっかりと乗っている、しっかりと擦っているという感覚です。

野球経験があると分かると思うのですが、投げる最後まで球に指が残っていて球が離れる瞬間に指で押せている感覚です。球が重いピッチャーというのはそれが出来ています。

キューを出さないといけない時はストローク後にシャフトの7割くらいまでキューが出ていればまぁまぁ出ています。

距離、回転量、撞点、キュー出し、スピード、スロウの影響等いろいろな影響がありますが、それらの理解がより深まることで確信をもって入れることができます。

イレの自信が出てくることで、負けていても終盤であまり焦ることもありません。

これからの試合が楽しみです。

まとめ

厚みによってポケットしやすい回転数（捻りの量）を意識して撞く

球の回転量が落ちない撞き方をする、しっかりキューを出して最後まで撞く

スロウを理解する