Bクラスのような短期決戦にて、

「とにかくどんな勝ち方でも試合で勝ちたい！」っていう人向けに、Ｂクラスの試合で勝つための練習方法と戦略を考えました。

前編に続き、後編です。

３個取り切り

これは、あまり説明する必要はないと思います。これはイレや出しの技術に関係する部分でもあるので、練習するしかないです。

あとは、よりイレを確実にするために、

下記の「ライン出し課題」というコーナーでも練習問題をやっています。

https://billiard-lab.com/?cat=10

成功率３割以下は迷わずセーフティ

下記みたいな球は迷わずセーフティです。無理にイレにいっても、チャンスになるだけです。

守った方が圧倒的に勝率は高くなります。

入る確率なんて、３割どころではないと思います。

↑は、私であれば、⑨を上長左に残して、手玉は短真ん中くらい。バンクされない程度に。

↑は、アンセかもしれませんが、⑨を下サイドのラインの厚さで左短真ん中を目がける。手玉は右短の撞きづらいレールが理想。

↑は、上長、左短の真ん中残し、手玉は右の短真ん中に行けば理想。

⑨番のアンセの思考（アンドセーフティ）

これは、本当は入れないといけないですが、分かっていると外しても大丈夫って安心できます。

もちろん、意識しすぎるとダメです。

例えば、下記のようなシーンで、7割は入るけど、3割くらい自信ないよーって時。

厚く外した場合↓　結構チャンスになる確率は高いです。

薄く外した場合、力加減が大事ですが、相手は入れにくくなります。（手玉は、このラインだと⑨の正面には来ないです）

２つ目。

下記のようなシーン。

右下のコーナーバンク狙う場合です。成功率は決して高くありません。

↓薄く外した場合、　チャンスになる可能性大。

↓厚く外した場合、⑨番が短の中央に来るくらいの力加減が必要ですが、セーフティになります。（ダブルバンク狙う場合もありますが。）

↓これはかなり難しく、応用編ですが、気持ち、厚くはずしつつ、ダブルバンク狙いつつ、真ん中で止まるくらいの加減。

だと、２度チャンスはあります笑

自分の中で確信が持てない場合は、薄く外すか、厚く外すか、後はどれくらいの力加減で撞けば、

相手に不利に動くかを考えるとで、気持ちが楽になります。

最後の手段は強く撞く

例えば、↓こういう球はイレにいくしかありません。もう外したら負けみたいな覚悟です。

アンセみたいなことを考えてもいいですが、遠いとコントロールは結構難しいです。

こういう時は、ある程度強い目に撞いた方が得することがあります。

下記のように、

フロックで逆サイドにイン。これを抑えて撞くとこのようにはなりません。

別の例、↓

↓

これも厚みが厚くて、逆サイドインなんてこともあります。

ある程度強く撞かないとこうはならないので、安定して撞ける範囲で強く撞くのはダブルチャンスがあります。

ただ、手玉スクラッチは要注意です。

フロックインを狙おう

これは、書こうか迷ったのですが、コールショットでない場合は、私はフロックインも立派な戦術だと思います。

⑨ボールは、ルール上、フロックインがあってもOKです。

例えば、こういうシーンで定石はセーフティですが、アイデアも思いつかず、もうイレもぜんぜんだわーって思ったら、

①を通して、⑨を当てれるので、「えいやっーーー」って⑨を強い目に当てるのはありだと思います。

⑨が入る確率は決して高くないですが、何か起こる可能性はあります。

ただし、とっても嫌がる人がいるので、相手には謝った方がいいです。

メンタル面での心構え

メンタル面も大事です。下記は私が意識していることです。

４先で、３先取られても全く焦る必要はない。

巻き返しなんてことはめちゃくちゃあるので、３セット先に取られても、全く焦る必要はありません。

４先で、３先取った場合でも全く油断はしない。

↑の逆で、３先取ると結構心に余裕が出てきますが、３点先取しても全く油断はできません。

３セット先取しても、厚さや強さはきっちり注意しましょう。油断は禁物です。

２セット連取されて流れが悪ければタイムアウト

ハウスとかでは難しいですが、そこそこ大きい大会(渋キューとかの大会)で2セット連取されて流れが悪い場合は、

タイムアウトも有効な方法です。

それでも、序盤に点を取った方が有利

巻き返しもできますが、短期決戦なので、逃げ切った方が当然有利です。

序盤は入らなかもしれませんが、序盤の１、２セットはかなり集中しましょう。

キュー出しを意識する

試合ではキューが出ないことはとても多いです。キューが出ないとしっかり撞くことができないので、球が入りません。キューを出すことは必ず意識しましょう。

あと、試合ではフォームを意識せずに撞いて、キューが真っすぐ出ていないことも多いです。撞いた後に、的玉の方にきっちり出ていることを確認しましょう。

腹式呼吸で深呼吸する

鼻から７秒吸って、口から７秒吐く、腹式呼吸をしましょう。とても落ち着きます。

こんだけ書いて、勝てないか？と聞かれるときついのですが、上記のことを冷静にできている時は、勝てることが多いです。

春に比べれば、Bの試合ではだいぶ勝てるようにはなりました。

根本的に強くならないと勝てないですが、運の要素もある中で、上記のことが意識できていれば、意識していないよりは勝つ確率は上がるはずです。。。