Bクラスも真ん中くらい、(JPAのSLも6以上くらい)になってくると、マスワリも出てくるようになり、どうやったら取り切れるかっていうのを考えるようになってきます。
これくらいのレベルになってくると、自分のイレや出しを過信するようになり、簡単そうな配置はいろいろな出し方で回避したりできるようになるが故に、
キーショットを意識できていずに取り切れないってことは多いです。
今の私はまさにそうです。
・イレの精度があがったり、出しのバリエーションが増える
↓
・多少ミスしてもカバーできるから、ざっくりしか考え切れてない。多少難しくてもイレはなんとか入る。
↓
厳しいイレによって、次の出しは難しくなり、イレイチになる
↓
それが続き、どこかでミスする
みたいなことが多いです。
すべて簡単な配置だったらいいのですが、
大抵のラックは、取り切るにあたっては、「キーショット」というのが存在します。
これは名前の通り、ラックのキーを握るショット。
この球のフリは絶対に間違ってはいけないとか、⑥⇒⑦の出しは最もケアしないといけないとか、厚さや距離を考えないと、かなり厳しくなるみたいなショットです。
すごく簡単な下記みたいな例だと、言うまでもありませんが、、、⑦⇒⑧のフリが最も大事になります。
⑥をストップしてしまうと、
⑦⇒⑧への出しが難しくなって死亡します。(もちろんカバーできなくはないですが。。)
そのためには⑥⇒⑦をどこに出すかが重要となります。
こんな例は、正直、Bクラスの真ん中以上くらいであればほとんどケアするかと思います。試合ではこんな例ばかりではありません。
Bクラスだと、そこを安易に考えて抜くこと(出しも含めて)が非常に多い。
一方、中堅A以上の人はそこのショットは意識しているから、あまり抜かない。ケアするポイントがよく分かっている。
そこのAとBの意識の差はめちゃくちゃデカいと思っています。
技術や精度の差はありますが、これはBの人でも予め注意していれば免れるようなことを指します。
下の配置のキーショットを考えてみよう-1
(https://youtu.be/k-FUbWbQJzE?t=2132)
適当に取ってきました。
そこそこ簡単な配置で、Bクラスでも取り切るにはそれほど難しい配置ではありません。
この配置のキーショットはどこでしょうか?
意見が分かれるかもしれませんが、私であれば、④から⑤の出し。
⑤は左下コーナーは通っていなさそうなので、左上かサイドしか通っていません。ただサイドのラインはそこそこシビアです。
④から⑤の出しを考えるには、③から④の出しもかなり重要となります。
③⇒④を出すには上のような配置が簡単なように思います。
ほとんど穴前なんでイレは簡単と疎かになってしまいガチですが、④⇒⑤を考えるために、③⇒④も重要となってきます。
(ちなみに、ジェイソンショウですら、③⇒④の出しの際に15秒くらい考えています。)
動画は↓
https://youtu.be/k-FUbWbQJzE?t=2132
下の配置のキーショットを考えてみよう-2
(https://youtu.be/k-FUbWbQJzE?t=393)
②⇒③も若干嫌らしいですが、そこは問題なしとしましょう。
おそらく、キーショットは⑥⇒⑦ではないでしょうか。ただ、⑥⇒⑦を考えるにも⑤⇒⑥も重要となります。
⑦は左上コーナーを狙うには、出すポイントが限定されます。
⑦は極力、左下コーナーを狙いたい。ただ、これも出すポイントがそこそこ狭いです。
⑥⇒⑦は3クッションが安全のような気がします。
ただ、これも結果論で、⑤⇒⑥ラインの出しによっては、別選択肢も考えられます。
いずれにしても、⑥⇒⑦がハイボールもあって、もっともケアすべきポイントです。
(ちなみに、この動画もジェイソンショウですら、20秒くらい考えています。)
動画は↓
https://youtu.be/k-FUbWbQJzE?t=393
キーショットの考え方
ビリヤードに正解はなく、当然、出たところから考える必要があるので答えっていうのはありませんが、
どのラインが安全かみたいなのを初めから考える癖はつけておきたいところです。
以下のようなポイントは予め考えておきたいです。
・出すラインが限られている
・出すフリが限られている
・ネクストが近い
・ネクストが遠い
・サイド横等の難所に球がある
みたいなのは最低でも頭に入れておきたいです。
トラブルがある場合は、言うまでもなくトラブル部分がキーショットとなります。
2個ずつ考えた後、そのキーショットの1個前が重要となる。
例えば、
⑧⇒⑨は比較的問題なし。
③⇒④も問題なさそう。
というように、2個ずつ考えていけば、どこからどこが難しいかが分かります。
例えば、下記の配置でいけば、
②⇒③:ちょい難しいが入れば大丈夫。
③⇒⑤:問題なし
⑤⇒⑥:問題なし
⑥⇒⑦:キーショット
であれば、⑤⇒⑥のフリが重要ということになります。
キーショットの1個前が非常に大事になることが多いので、そこもケアしておきたいです。
動画や人の試合見る際でも、そうしたポイントをチェックしながら見ていきたいものです。
Comments
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